朗読劇「夜の分断、朝の逆光」1週目終了
昨日は、朗読劇「夜の分断、朝の逆光」 ~マタハリ大人の文化祭~の公開リハーサル、そして第一回目の上演を行いました。ご来場くださった方、本当にありがとうございます。
や、ほんと、ほんと、どうだったの?!
作ってるのは楽しかったけど、来てくださった方たちは「なんじゃこりゃ?!」とがっかりしてないかしら?そう思いだしたら正直、ビビってしまうわけですが・・・。
昨日はどうだったかというと、公開リハでは途中、裏でちょっとしたアクシデントが起こって、私が出番ぎりぎりに台本が見つからないというドキドキな事態が起こり、そして第1回目の上演では、皆さんにマスクや手の消毒をお願いし、私たちもお客様との距離をあけ、マウスシールド着用で臨んだはずが、最初のご挨拶に肝心の私がマウスシールドを忘れて登場して失笑を買うというトホホな事態。さらに言えば、きっかけになるセリフを間違えるとかも全部、私。ほんとうにしっかりしろ、私!
それにしてもですね、本番を迎える前日、思ってたんです。
「ねえ、一緒に脚本を書かない?」って約束した私とみやびさんは、どこか中学生の女子っぽくないですか?
でも「じゃあ、この約束を実行するため期日決めよう。ゴールデンウィーク明けね。そこでお互いに見せあうこと」と即座に期日を決めたのは、大人のスキルだなあ。
そして決めた期日にお互いに見せあい、「わぁー。じゃあこの脚本、朗読劇にしようよぉ」という話をした私たちはどこか高校生の女子っぽい。
しかし、「じゃ、すぐにちょっと人を集めるわ」と即座に友達たちにメールするのが、仕事などを通じていろんなことをやってきたスキルだし、そしてこんな最高の友人を持ってることも、生きてきた時間のなせる技かと思います。
ほんとにね、昨日を終えて思うのは、自分自身はね、私なんかはね、私の書いた脚本は相変わらずの、部屋に物を散らかすだけ散らかして、自分はとっとと寝ちゃうようなやりっぱなし感満載だし、私の声は歯切れ悪いしひ弱だし、そして動きもキレがなく、マジどうかと思うんですよ。でも私が選んだ人たちはほんと素晴らしい。選んだ私が素晴らしいわ。(と、いつもの自画自賛)
私の小学生の頃からの友達で、子供の頃から今に至るまでずっと変わらず私に何かきっかけを与えてくれる人が、今回も一緒に朗読するすみちゃん。彼女がいなければ私の人生は別のものになってたと思う。
もうひとりの朗読者、のりさんは、昔からそうだったけど、今回もいいところで的確なアドバイスをくれるし、一緒に芝居をしている中で彼の何気ない行動や言葉に本当にハッとさせられる。役者・のりさんは、ずっと私にとって尊敬する人で、今回ご一緒できることは私にとってすごく幸福なことなんです。
映像を担当してくれているガラムキタムラさんは、いろんなことを話せる同業者仲間。お互いに結構腹を割って話せる相手。今回の映像のガラムさんはとにかく仕事が早い!元来持ってる器用さやセンスを遺憾なく発揮してくれてる。まさに映像監督の役割を果たしてくれました。
音響操作とギター演奏の臼井さん。神です。多分、臼井さんと何か一緒に仕事をした人はみんな思っているかもしれません。「このひと、現人神では?」と。今ここで何を言っても臼井さんを知らない人には私がただ美辞麗句を述べてるだけと思うでしょう。でもね、ほんとマジなんです。マジで現人神です。臼井さんと一緒に仕事をしていると、このニコニコして静かになんでもどこまでも丁寧に正確にアシストしてくれる人を見ていると、私もただただ自分のやりたいことに真摯に向き合うしかないと思うしかありません。
そして脚本のみやびさん。みやびさんの一言がなかったら、こんな文化祭は生まれなかった。私とはまったく違うタイプの人で、いろいろ予想が出来ない。出会えて良かった。できればずっと仲良くしていきたい。考えてみたら、すみちゃんものりさんも臼井さんもガラムさんも、かつて共同作業をしたことがある。でもみやびさんとひとつのチームとして何かをするのは初めてだ。
彼らはみんな、私が声をかけることのできる範囲にいる人の中で考えうる最高のメンバーです。そういう人たちと文化祭が出来て、本当に嬉しい。
私が今回、出したいことって、そういうことなんだと思う。集まってはいけない、そういう中で、実際にそんなには集まらない状況で、それでもみんなでアイデア出しあって何かを作って楽しいことを目ざすこと。みんなで今できるぐらいのことをできるかぎりやること。
そんな私たちの文化祭にご予約くださった方、興味を持ってくださった方、本当にありがとうございます。そしてもしも次回があったとき、「私もこの大人の文化祭を作る側に加わりたいな」と思ってもらえたら! そんなことを思ってます。
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