「トレーニングについて考えている」~お客様との会話より
先日のお休みは武田と朝11時から午後3時までの遠足と言う名のロングウォーキングをしました。18000歩でした。
途中、公園のベンチでお弁当。
そこへ散歩の老人男性(多分70代)が遊具のそばを通りかかり、やおら懸垂を始めました。5回ほど懸垂してまたどこかへ歩いていきました。
その男性が去った後、「よし、あんたもやってみてよ」と武田に言うと「雲梯(うんてい)は出来ないけど懸垂ならできるよー」ととことこ歩いてって遊具にぶら下がったまま5秒。ニコニコしながらとことこ戻ってきます。
「おいおい、笑いは取らなくていいから早く懸垂5回な」
「出来ん。懸垂も雲梯も全然出来ん!」
映画を観るとなんとなく自分も出来るように思っていた、「屋上まで追い詰められてビルのへりのところに指だけでつかまったまま逃げる」や「ヘリコプターから垂らした縄梯子に飛び乗って逃げる」、あれは今の筋力では出来んねえ、という話をしました。
さて最近、筋肉とかトレーニングについてよく考えています。
ダイエット的な話だけではなくて。
年齢的に様々な「筋肉」についてよく考えるのです。
先日、常連のお客様が「スーパーでの買い物を5分以内でする」ということを時折自分に課しているとおっしゃいました。 時間短縮とかそういうためではなく、だらだらと迷い続ける習慣をなくしてスピーディに決断をするトレーニングだそうです。 日々、スーパーであれにしようかこれにしようか迷うことで、なかなか決断できない習慣を蓄積してしまうそうです。それでスーパーで「今日はすべてをパッと決めて買うのを5分以内で行おう」ということをしているとのことでした。
実は私も「早くやる」ことについてちょうど考えていたところでした。
私はなるべくお客様が聞き取りやすいようにゆっくり話すことや、お客様が落ち着けるようにどんなに忙しくともバタバタせず、すべてにおいてゆっくり動こうと思っています。うちの店としてはそれはいいと思うのですが、私の年齢だと今度は急ぐべきときにスピーディに動けなくなるのでは?と急に思ったのです。
速いスピードで話すことには舌や口周りの筋肉と脳内の反射神経が必要です。
速く行動することも様々な体の筋肉と思考の反射神経や決断力や応用性が必要です。別に早くやることが、またはいつでもすぐに決断できることが何においてもよい、というわけではないのですが、そういうのって年を取っていくに従って日常の中で意識的にトレーニングしていかないとどんどんと退化するなあと最近感じています。それで、一日の中で速く動いて作業を早く終わらせる時間を意識的に作ろうかなあと思っているところです。
若いときってこんなことを本当に考えなくてもよかったけど、50代を越えると、いろんなトレーニングの必要性を感じちゃうよ。
0コメント