ちょっと泣きそうになった

昨日のお昼、久々の男性が来てくれた。

以前よく土日のランチに来てくれてた人。日本語がうまい多分中国人かなと思ってた人。そしていつもエレガントにタイカレーを食べる人だった。

いつもひとりで来てくれてたけど、昨日はお友達と一緒だった。ふたりの会話はなんと広東語。あ、中国からの人かと思ってたけど、もしかして香港から?

「あの、おふたりの言葉は広東語ですよね?」

とお食事の後で尋ねると「あ、広東語、わかりますか?」とおっしゃる。

「意味はわからないんですけど、聞いてそれが中国語か広東語かの区別はつきます。香港からいらっしゃってたんですか?」

と言うと、「僕らはマレーシアなんですよ。中華系マレーシア人です」とおっしゃった。

うわー、そうならマレー語も使えるんだよね、インドネシア語に近いマレー語。

「Saya bisa berbicara sedikit  bahasa Indonesia 」

と言おうとして、久々で「話す」にあたるberbicaraをど忘れしてしまった・・・!

と、そんな感じで、ずっと古くから長いこと来てくれてたその男性と初めていろいろ話した。「旧正月だけどマレーシアには帰らなかったんですか?」とか、「最近、広東語の映画が少ないですね」とか。そして、その人が何故最近、うちに来なくなったかその理由もわかった。

その人は今、仕事が変わって千葉に住んでいるそうなのだ。

じゃあお友達が名古屋なの?と隣に座っているお友達の男性のことを聞くと、その彼は関西だという。ふたりはマレーシアで同じ大学にいて、久々に会うのに中間地点の名古屋に来たそうなのだ。そしてランチにうちへ来てくれたとのこと。

ああ、じゃあもう今は名古屋にはいないんだあ・・・。

それまでずっと喋ったことはなかったけど、穏やかで上品な食べ方や佇まい、日本語も英語も堪能で、どこの国の人で何をやってる人かなあってずっと思ってたんだけど、もっと早くに話しかけてお話しておけばよかったなあ。

もう、なかなか会うこともないんだ。そうやってまたひとつ、過ぎ去っていく景色のような出来事がひとつ。少し寂しくなって、そのふたりが帰った後でちょっと泣きそうになった。


それでもまたその後に、遠来から友達が来てくれたりして。

寂しいことも楽しいこともさらさらさらさらと目の前を流れていくような毎日です。



ロジウラのマタハリ春光乍洩

いい音楽といいごはんのカフェ。 名古屋駅西の小さなアジアンカフェです。